のぶみ(絵本作家)嫌い続出?批判される理由は絵本のテーマと内容?

のぶみ

「情熱大陸」で話題の絵本作家のぶみを嫌いな人が多い?

『情熱大陸』で密着され、話題となった絵本作家ののぶみさんは、小学校でいじめられ、自殺未遂2回、中学校でひきこもり、高校時代に不良に、その後160人を従える暴走族の総長になり、逮捕歴もあるという異色の経歴を持つ絵本作家として注目を浴びていますね。

絵本作家になっても、最初の1冊目は売れたものの、その後7年間鳴かず飛ばずだったという苦労人でもあります。

そんな波乱万丈な人生を送ってきて、今はや人気絵本作家として活躍するのぶみさんですが、「嫌い!」という人が続出しています。

  • 元暴走族の人が絵本描いたらすごいのか?
  • 悪いことをしてた奴が不当に高評価を受けている!

このように人物像を否定している人も中にはいるようですが、批判の多くは絵本の内容の方にあるみたいですね。

「死」や「人生」をテーマにした絵本が不評?

のぶみさんが批判される大きな要因というのは、「死」「人生」という重いテーマを扱った絵本の内容にあります。

その代表的な絵本はこちらです。

  • 『ママがおばけになっちゃった』シリーズ(講談社)
  • 『いのちのはな』(角川書店)
  • 『ママのスマホになりたい』(WAVE出版)

のぶみの絵本

『ママがおばけになっちゃった』は2016年時点では54万部を超える異例の大ヒット作、『いのちのはな』は『情熱大陸』密着中に完成した最高傑作とも言われる作品、『ママのスマホになりたい』は世界中が感動した、シンガポールの小学生の作文を元に作られた人気作です。

『ママのスマホになりたい』は原作者が別なので置いておいても、『ママがおばけになっちゃった』シリーズや『いのちのはな』を読んで、のぶみさんを嫌いになったという方が非常に多いようですね。

  • 死を軽視している
  • 泣かせようとする臭いがプンプンする
  • 伝えたいことが押しつけがましい
  • 不快な言葉や表現が多い
  • 文章が長くて拙い
  • 絵が下手
  • ふざけている
  • 子ども向けじゃない

人気が出ると、批判もそれだけ多くなるというのは歴史的に見ても仕方のないことですし、「死」などのテーマは丁寧に扱わないと酷評されることはどうしても増えてしまいますね。

特に『ママがおばけになっちゃった』は母親の死を題材にしたながらも、笑いを散りばめた明るい内容で、賛否が激しく分かれ、物議を呼んでいました。

その絵本を読んで「のぶみが嫌いになった」「唯一嫌いな絵本作家」「話しにならない」などと感情的な批判や、「母子分離不安」などを心配する声など、否定的な意見に共感するママたちの数も凄いですね。

のぶみさんの意図としては、「死」という重いテーマを扱いながらも、ほっとするところを作らないと息苦しい内容になってしまい、絵本の良さを消さないようにしていたと思いますが、それが死を軽く扱ってると捉えられてしまったことが大きいようです。

実際、表現があまり上手ではないと思うところも見受けられますし、作者が男性で、否定的な方の多くがママさん(女性)であることで、受け取り方と受け取られ方の違いというのもあるかもしれませんね。

ここまで酷評されるのは、なぜ?

否定的な人が多いのはおそらく、媒体が絵本だからだと思います。

「絵本は子どものためにあるべき」

この固定観念が、そうさせるのではないかと感じてしまいます。

最近では、大人向けの絵本や中高生などでも楽しめる絵本なども増えてきていますが、結局読むかどうか、読ませるかどうかというのは、すべて受け手の判断に委ねられるわけです。

前述した「母子分離不安」というのも、原因は私生活での愛情やストレスであることが多いので、状況や子どもの精神状態などを注意する必要はあると思いますが、その点を確認しながら読めば、絵本の内容がそこまでの影響を及ぼすとも考えにくいです。

どうしても心配であるならば、子どもに読ませる年齢を考えるなり、『ママのスマホになりたい』を読んで、子どもを甘えさせてあげるなり、愛情を確認させてあげるといいと思いますね!^^

この絵本は、帯にも「全国のママに読んで欲しい一冊」と、ママがターゲットであることを明確に示していますし。

どちらにしろこのへんは絵本の質のせいではなく、むしろ親の管理下の責任だと私は思いますね。

教育や子育て、児童心理の観点から酷評する方も多いようですが、仮面ライダーやスーパー戦隊など、一種の「死」や「暴力」を扱った子ども向け番組はここまで酷評されません。

のぶみさんを酷評している方の中にも、お子さんに「ヒーローもの」の番組を観せている方はきっと多いでしょう。

子どもへの影響力という点で見ると、一体それと何が違うのでしょう?と疑問に思ってしまいますね。

でも、やっぱり賞賛の声の方が多い?

ネット上には批判的な内容も多いですが、実際の売上部数や各サイトのレビューを加味すると、やはり高い評価をしている人の方が断然に多いように感じます。

子どもに読ませている方もたくさんいらっしゃいましたね。

また、フォローするわけではありませんが、のぶみさんは公演会でひとりひとりの子に絵とサインを描いてあげる、とても優しい方です♪

なんにせよ、最終的に、買うのも、読む・読まないを決めるのも、子どもに読ませる・読ませないを決めるのも、自由に、且つ適切に判断すればいいと思いますね。

個人的には、あまり固定観念に縛られず、期待しすぎも好き嫌いもせずに多くの絵本を読む方が、いろいろな教訓を得られて良いような気がします♪

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