ぜったいにおしちゃダメ?(絵本)の内容は参加型!対象年齢と感想は?

ぜったいに おしちゃダメ?

全米で33万部を超える大ヒット絵本の和訳版!

『ぜったいにおしちゃダメ?』は、アメリカで発行部数33万部を超える絵本が和訳された絵本です。

日本でも発行前に300組の親子にモニターを実施し、和訳のリズムなど細かい改良を重ね、発売にいたったという経緯があるようです。

発売後、「子どもの食いつきがすごい!」と爆発的に口コミが広がり、大人気の絵本となっています。

表紙は、タイトルと真ん中に赤い押しボタンがあるだけという、かなり印象的なものなので、「これはなんだ?」と気になって手に取ってしまいますね!

著者は、アメリカのイラストレーター、ビル・コッターさんです。

内容はカリギュラ効果たっぷりの参加型絵本!あらすじは?

この絵本は、絵本としては珍しく、ルール説明から始まります。

「このえほんには1つだけルールがあるよ」
「それは、このボタンをおしちゃダメということ」
「このボタンのことをかんがえてもダメ」

若干2つ目のルールがあるようにも見えますが(笑)、ボタンを押しちゃったら、何が起こっても知らないよ、というようなことが書いてあります。

さらに次のページには、今度はおとうさん、おかあさんへの注意文が出てきます。

「ボタンをおすとたいへんなことがおこります」
「おこさまがボタンをおさないようにじゅうぶんちゅういしてください」

さらにページをめくると、紫色の愛嬌あるモンスター“ラリー”が読み手(子ども)に自己紹介した後、再度ルール説明をし、徐々にボタンを押したくなるようなことを誘発していきます。

ぜったいに おしちゃダメ?

そして、ついにボタンを押しちゃったら…

…というような流れで物語(?)は続き、ラリーにいろいろなことが起こっていきます(笑)

基本的に、左ページにボタンがあり、右ページでラリーが話している構成になっています。

ラリーは常に読み手(子ども)に問いかけたり、ボタンを押さようと誘惑をしたり、絵本を上下に振らせたり…それに対して子どもが反応し、行動するという参加型絵本です。

さらに、ダメと言われれば言われるほどやりたくなる”カリギュラ効果”を使っているため、本能に従順な子どもが夢中になりやすいよう工夫された絵本になっていますね。

対象年齢は何歳から?4歳児なら丸暗記も?感想・レビューあり

「ぜったいにおしちゃダメ?」は”2~4歳児の91%が大興奮!”と謳っている絵本なので、筆者の4歳の息子に読み聞かせてみたら、やはり大興奮でした!

「押しちゃダメ」と言った瞬間に押しちゃう子も多そうですね(笑)

「読み聞かせ」というよりは、子どもと一緒に「楽しめる」という内容でしたね^^

対象年齢は出版社の推奨通り2~4歳で間違いないと思いますが、言葉を覚えた4歳児ぐらいになるとびっくりすることが起こりました。

5~6回ぐらい読み聞かせた頃でしょうか…4歳の息子がほぼ全文覚えてしまったのです!

親はページをめくるだけです…すごくラク♪笑

普通に読み聞かせるとしても、文章量が少なく、リズム良くあっさり読めて、且つ子どもの満足度も高いので、手軽に読み聞かせができると思います。

ただ、興奮してしまうので、寝る前の読み聞かせには向かないかもしれませんが…

日中のコミュニケーションツールとしては、とっても良い効果を発揮してくれそうな一冊ですね♪

『ぜったいにおしちゃダメ?』の基本情報

ぜったいに おしちゃダメ?

著者 ビル・コッター
出版社 サンクチュアリ出版

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