きょうのおやつは(鏡絵本)の仕掛けが斬新!内容と対象年齢は何歳から?

きょうのおやつは かがみのえほん

「かがみのえほん きょうのおやつは」の仕掛けが斬新で面白いと大人気!

フジテレビ系情報・バラエティ番組「めざましテレビ」や日本テレビ系情報・バラエティ番組「ヒルナンデス」でも取り上げられた、「かがみのえほん」シリーズの『きょうのおやつは』の仕掛けが斬新で面白いと評判になっています。

鏡面反射を利用した作りで、飛び出さないのに立体的に見えるという画期的な仕掛けになっています。かさばったり、壊れたりもしないので、ママやパパたちにもとても人気が高いようですね。

作者のわたなべちなつ(渡邉千夏)さんは「しかけの視覚伝達デザイン」をテーマに絵本作家として活動されている方で、本作品も原作、絵、アイデアのすべてが、わたなべさんによるものです。

出版社は「ぐりとぐら」シリーズなどを手掛ける福音館(ふくいんかん)書店で、この『きょうのおやつは』は今イチオシしている一冊でもありますね。

「きょうのおやつは」の仕掛けと内容は?

内容から説明しますが、おやつとはホットケーキのことで、2人分のホットケーキを作って、おやつに食べましょうというシンプルなストーリーです。ホットケーキのレシピ絵本とも言える内容ですね。

絵は手描き感があって、温かい雰囲気が出ていますね。

そして、話題となっている仕掛けですが、まずこの絵本の特徴として、横開きではなく、縦開きという珍しい形になっています。

背表紙を奥側にして、手前からページを上に90度に開くように読み進めます。ページを立てる感じですね。

きょうのおやつは かがみのえほん

この時、立てた上のページ側が鏡のような紙でできていて、寝ている下のページに描かれた絵が上のページに映りこみます。下のページにお皿が半分描かれていたら、上のページにも映り込み、1枚のお皿に見えるといった具合です。

上のページには1ページで完結する絵を、下のページには鏡に映って初めて完結する絵を描いてるわけです。

きょうのおやつは かがみのえほん

さらに、この『きょうのおやつは』の面白いところは、人が全く描かれていないところです。登場するのは、飼い猫のクロだけなんですね。

しかも、このクロもホットケーキを作っているのを見ていたり、最後におやつを食べるテーブルでミルクを飲んでいたりするぐらいで、物語にもさほど絡んできません。

登場人物は「読み手」なのです。

たまごを割るページでは、たまごが描かれているところを持ってページをめくったり、牛乳や調理器具が描かれているページでは、牛乳や調理器具が描かれているところを持ってページをめくったりすることで、自分でおやつを作っているような気分が味わえます。

きょうのおやつは かがみのえほん

きょうのおやつは かがみのえほん

また、最後のページでは、テーブルにホットケーキが並ぶのですが、自分の姿が鏡となっている対面の席側に映るので、なんとも不思議な気分になりますね。(読んでいる角度にもよりますがw)

とにかく感心してしまう作りになっていて、子どもも大人も楽しめる一冊になっています。

対象年齢は何歳から?

福音館書店では、対象年齢を5・6歳からとしていますが、色合いがはっきりしていてとっつきやすいですし、擬音が多いのでリズム良く読める上に、文字量も少なく、あっという間に終わるので、3歳ぐらいからでも大丈夫だと思います。

ウチの3歳になったばかりの子に、「今度ホットケーキ作ろうね~♪」などと言いながら読み聞かせたら、「おいしそ~♪」と言いながら終始ニコニコして聞いていました。

また、レシピ本という側面も持っているので、料理を覚えたい小学校の中学年から高学年ぐらいの子にも、最初のきっかけとしては良いかもしれません。読みごたえはありませんけどね。

対象年齢はないと言っても良いぐらいの楽しい絵本なので、是非読んでみてはいかがでしょうか。

『かがみのえほん きょうのおやつは』の基本情報

きょうのおやつは かがみのえほん

著者 わたなべちなつ
出版社 福音館書店

関連記事