このあとどうしちゃおう(絵本)内容は大人向け?あらすじと対象年齢は?感想あり

このあと どうしちゃおう

MOE絵本屋さん大賞で第2位!ヨシタケシンスケの絵本「このあとどうしちゃおう」は「死」がテーマ?

ヨシタケシンスケさんの絵本『このあと どうしちゃおう』(ブロンズ新社)が、「第9回MOE絵本屋さん大賞」で第2位を受賞し、話題になりました。

このあと どうしちゃおう

ちなみに、第1位も同じくヨシタケシンスケさんの『もう ぬげない』(ブロンズ新社)という絵本だったので、1位・2位独占ということです。素晴らしい快挙ですね。

※『もう ぬげない』についての記事はこちら
もうぬげない(絵本)が賞を総なめ!対象年齢は何歳から?あらすじと感想あり

『このあと どうしちゃおう』ですが、誰にでもいつかは訪れる「死」という重いテーマを扱った作品でありながら、面白い切り口でポジティブに捉えられる内容が散りばめられていて、実にほっこりした絵本になっています。

この絵本は、ヨシタケシンスケさんにとっても、とても思い入れのある作品のようで、自分にとって大切な誰かと死別してしまった際に救いとなるものを作りたいという一心から生まれた作品だということです。

あらすじと感想は?

表紙を開くと、最初の扉絵に、意味深な誰もいない部屋。

このあと どうしちゃおう

さらにページをめくると、「こないだ おじいちゃんが しんじゃった」という衝撃のセリフで始まります。

このあと どうしちゃおう

扉絵は、死んだおじいちゃんの部屋だったわけですね。

おじいちゃんの部屋を掃除していると、「このあと どうしちゃおう」と書かれたノートが。

そこには、おじいちゃんの死んだ後の予定や願望、天国に行く恰好、生まれ変わったらなりたいもの、天国や地獄の解説など、たくさんの妄想が面白おかしく描かれていて、それを読んだ“ぼく”は天国に行くのが楽しみになりました。

このあと どうしちゃおう
このあと どうしちゃおう

しかし、おじいちゃんがどういう思いでこのノートを描いていたのか、“ぼく”はかんがえるようになります。

「死ぬのが楽しみだったのか」「死ぬのが怖かったのか」…どっちだろう?

結局、おじいちゃんがどう思っていたかはもうわからないけれど、このノートのおかげで“ぼく”は、きっとおじいちゃんは天国で楽しくしているだろうと安心します。

そして、“ぼく”も「このあと どうしちゃおう」ノートを作るぞ!とノートを買いに行きました。

このあと どうしちゃおう

あらすじは大まかに、このような感じです。

最後に、くすっと笑えてほのぼのするオチがあるのですが、それは実際に絵本を手に取って読んでみてください^^

読後の感想としては、楽しさにちょっぴり寂しさが入り混じった、なんとも言えない気持ちになりました。

生きているうちにしかできないことの大切さ、伝えたいことを残しておく大切さ、ポジティブに生きることの大切さなど、限りある時間の中で後悔しない生き方をしてほしいというメッセージが込められているようにも感じましたね。

単純に絵もかわいいですし、笑える部分も多く、様々な感情を養える絵本だと言えます。

個人的な好みで言うと、地獄の解説をしたページの「トイレがいっこしかない」という、ちっちゃな嫌がらせみたいな設定が一番ツボでしたね(笑)

このあと どうしちゃおう

内容は大人向け?対象年齢は何歳ぐらい?

読む前に「死」をテーマにした絵本だとわかった時は大人向けかなぁ…と思いましたが、読んでみるとそんなことはないですね。

図解したようなページが多く、読む順序を追いにくいのと、「死」という概念を理解しにくいという理由で、幼児への読み聞かせにはあまり向いていないように思います。

「死」というものを認識でき、且つ自力で本を読める小学校1年生(6~7歳)ぐらいからが対象年齢ではないかと思います。

大人が読んでも笑える絵本になので、小学生の子がいるご家庭にオススメの一冊です。

是非、親子で読んでみてくださいね♪

『このあと どうしちゃおう』の基本情報

このあと どうしちゃおう

著者 ヨシタケシンスケ
出版社 ブロンズ新社

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