エリックカールのイソップものがたり(絵本)の内容は?原作との違いは何?

エリック・カールのイソップものがたり

エリック・カールの絵と味付けで楽しむイソップ寓話!その内容は?

『はらぺこあおむし』で有名な絵本作家エリック・カールによって描かれた、イソップ童話が絵本になりました。

その名も『エリック・カールのイソップものがたり』(偕成社)

そのままのタイトルですね(笑)

内容は、「本文1ページ+絵1ページ」の1話見開き完結で、おなじみの「イソップ寓話」がオムニバス形式で11話収載されています。

エリック・カールのイソップものがたり

とりわけ『〇〇と〇〇』という動物のキャラクターに絞られたタイトルに厳選されていて、ラインナップは以下の通りとなっています。

  1. ライオンとネズミ
  2. オオカミとイヌ
  3. キツネとツル
  4. ネコとネズミ
  5. サルとキツネ
  6. ウサギとカメ
  7. オオカミとヒツジ
  8. カエルとウシ
  9. カラスとクジャク
  10. キツネとカラス
  11. アリとキリギリス

ご存知の鮮やかな絵に加え、これらのイソップ寓話がエリック・カール流に味つけされていて、物語を知っているはずの大人も少し違った形で楽しめる絵本になっています。

エリック・カールのイソップものがたり

訳者は、詩人、児童文学作家、翻訳家など、複数の肩書を持ち、絵本の翻訳作品も多数ある木坂涼さんが担当しています。

原作との違いは何?

ひとつだけ例に取ると、原作の「アリとキリギリス」(元は「アリとセミ」)は、冬に備えて夏のうちに働いて食料を備蓄していたアリに対して、キリギリスはバイオリン弾きながらのんびり過ごした結果、冬に食べ物を食べられず餓死してしまうという無慈悲なお話です。

それでは残酷すぎると、アリがキリギリスに食べ物を分け与え、キリギリスが改心するという改変が行われることも多いようですが、エリック・カール流はひと味違います。

冬になり、キリギリスが食べ物を分けてもらおうとアリの家を回っていると、調度パーティで楽器を弾ける人を探してたというアリの家を訪れ、みんなで楽しく過ごしたという内容になっています。

エリック・カールのイソップものがたり

「捨てる神あれば、拾う神あり」

まさに原作のアリは「捨てる神」で、エリック・カールのアリは「拾う神」といった具合です。

エリック・カール流にアレンジされると、とても慈悲深いお話に変化するわけですね。

また、話の終わりに教訓(メッセージ)が色文字で書いてあるので、物語を通して何を学べば良いかがわかるようになっているところがいいですね。

読み聞かせにも最適!対象年齢は何歳から?

前述していますが1話が見開き完結で、ゆっくり読んでも2分程度で読み終えることができるので、寝る前の読み聞かせにもぴったりです。

ゴールが見えた状態で読めるので、普段の家事や育児、仕事などで疲れているママやパパでもストレスなく読み聞かせてあげることができます。

内容を理解できるという意味での対象年齢は、文章の難易度を考えると、読み聞かせなら5~6歳から自力で読むなら小学校1~2年生ぐらいからといった感じですね。

もちろん大人も、知っているイソップ寓話との違いを楽しんだり、知らない寓話に興味を持ったりできるので、子どもと一緒に読んでみるのも良いのではないでしょうか?

是非一度読んで、エリック・カール・ワールドを楽しんでみてください♪

『エリック・カールのイソップものがたり』の基本情報

エリック・カールのイソップものがたり

著者 再話・絵 エリック=カール
木坂涼
出版社 偕成社

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